カウンセリングってなにするの?

 2026年4月刊行 
OECD(経済協力開発機構)の調査によると、欧米諸国では国民の10~15%が定期的にカウンセリングを利用しているそうです。それに対して日本は6%に留まるとか。一方でカウンセリングへの関心は高く、2人に1人は興味や必要性を感じているけど、そのうちの半分はカウンセリングを受けることに対して心理的なハードルや不安があるというデータがあったりします。
今回、『つれウツ』や弊社の『それでいい。』シリーズの著者である細川貂々さんに依頼して「カウンセリングの入り口」になるコミックエッセイを作っていただきました。お相手は、同じ関西で個人開業されている(そして大学でも教えている)浜内彩乃先生。偶然にも浜内先生は貂々さんの大ファンで、『イグアナの嫁』の頃から愛読していたというのはあとからわかったことです。
個人的には貂々さんはルポルタージュの名手だと思っていて、おかげさまで今回の作品も、軽やかな語り口でありつつ痒い所に手が届く(しかも最後はなぜか胸にじーんと来る)ものになったと感じています。
先ほどの調査やデータによると、「関心はあるけど行動には移せていない人」が世の中には数多くいるはず。そんな人たちの背中をそっと押すような役割をこの本が担ってくれたら嬉しく思います。(H)

試験対策&実務に役立つ! 心理学ハンディ資料集

 2025年9月刊行 
本書の企画・編集には複数の編集者が携わっていますが、企画の発端は、学生時代に心理学専攻であった編集者の、「学生のころにこういうテキストがあればよかったな」という思いでした。本書で取り上げている内容は、どれも心理学という学問の基礎・基本に関わるもので、心理学のたいていのテキストには掲載されていますが、そうした知見を、全編を通して図表やリストの形で提供しているものは、あまり見かけないように思います。個々の専門的な概念の意味だけでなく、概念同士の関係性や関連する概念の全体像を把握するのに、こうした形式は大変適しています。ぜひ頭の中の知識の整理に役立てていただければと思います。ほかに、「主な心理アセスメント(査定)」「主な精神科の薬」「心理職の活動に関わる主な法律」などの資料は、心理職として活躍されている先生方と話をする中で、現場のニーズとして汲み取った内容を形にしました。「心理学者一覧」や「心理学略語一覧」は、私たち編集者が心理学書の編集作業を行う中で、原語のつづりを確認するのにあると便利だなと思って作りました。試験対策や実務を中心に、さまざまな用途に応じて便利に使っていただける資料集です。とくに、心理学を学び始めた学生のみなさんには、心理学という学問の全体像をつかんでいただくのにとても便利だと思います。指導しておられる先生方には、ぜひ教科書や参考書としてのご検討をお願いいたします。

なお、すでに各所でご案内している通り、本書は『心理学手帳』の資料編を書籍化したものです。これまで通り、法律や統計関係の資料は最新の情報にアップデートしていますが、とくに「主な精神科の薬」は全面的に改訂を行いました。本としてのサイズは、従来のB6判からA5判へと大きくなっていますので、文字もより大きく、見やすくなっています。『心理学手帳』をご使用いただいていたみなさまには心より感謝申し上げますとともに、ぜひ引き続きのご愛顧をよろしくお願いいたします。(TK)

ユング派精神分析の四本の柱

 2025年7月刊行 
今年(2025年)は、何を隠そうC・G・ユングの生誕150年にあたるメモリアルイヤーです。
ユングは「フロイト・ユング・アドラー」という並びで心理学の礎を築いた偉人の一人としてよく挙げられる人物です。その名前自体はどこかで聞いたことがあると思いますが、ではそのユングが一体どういった心に関する理論を打ち立てたのか、そこまでは知らないという人がほとんどではないでしょうか。
本書の著者であるマリー・スタイン博士は、ユング派分析家の国際的リーダーとして今なお活躍されている方です。そのスタイン博士が、ユング心理学の重要なエッセンスを抽出し、四つの「柱」として解説したのがこの本です。
長年の経験や議論の中から選び抜かれた柱は、ユングの心理学に慣れ親しんでいる人にとっては「これぞまさに」というものばかりです。一方で、これから学びたいという人にとっては「まずはここから知る」のに最適な内容になっています。
訳者の大塚紳一郎さんはあとがきの中で、本書のことを「ユング派の精神分析・心理療法の教科書(その決定版)」と表現しています。また、「なぜ柱の数は四本なのか?」についても触れています。気になる方はぜひ本書を手に取ってお確かめください。
(H) 


プロカウンセラーの賢く怒る技術

 2025年6月刊行 
ものごとの始まりには必ず何らかの出発点があって、本の企画の場合はそれが著者の発した言葉や話であるケースが多い。
今回の新刊『プロカウンセラーの人を見る技術』では「内向的人間の復権」という言葉が、もう一つの『プロカウンセラーの賢く怒る技術』では黒人の精神科医であるフランツ・ファノンの話がそれにあたる。
それぞれが点のままでは何にもならないが、やがて「性格の見方」「怒りの正体」という一本のテーマになり、シリーズの一冊として形になった。
いつも思うことだが、形にしたのは著者であり、形にすることができたのは著者の力である。この文章は「編集者の裏」を語るものだが、裏方としての私(編集者)が果たした役割なんてほぼなかったなあと毎回感じている。
ただ、もし自分がいなかったら形にはなっていなかったのかも、と思うことで少しだけ自尊感情を慰めているところがある。と同時に、読者の方に価格に見合った価値を届けられているだろうかという不安と、いや届けられているはずという自負が心の中に同居している。
―――――
ということで、新しい本が出るタイミングはいつも落ち着かない気持ちになりますが、今回も「プロの技術を生きるヒントに!」を合言葉に編集しました。皆さまの人生にきっと役立つものになっていますので、ぜひご一読ください!
(H)ものごとの始まりには必ず何らかの出発点があって、本の企画の場合はそれが著者の発した言葉や話であるケースが多い。
今回の新刊『プロカウンセラーの人を見る技術』では「内向的人間の復権」という言葉が、もう一つの『プロカウンセラーの賢く怒る技術』では黒人の精神科医であるフランツ・ファノンの話がそれにあたる。
それぞれが点のままでは何にもならないが、やがて「性格の見方」「怒りの正体」という一本のテーマになり、シリーズの一冊として形になった。
いつも思うことだが、形にしたのは著者であり、形にすることができたのは著者の力である。この文章は「編集者の裏」を語るものだが、裏方としての私(編集者)が果たした役割なんてほぼなかったなあと毎回感じている。
ただ、もし自分がいなかったら形にはなっていなかったのかも、と思うことで少しだけ自尊感情を慰めているところがある。と同時に、読者の方に価格に見合った価値を届けられているだろうかという不安と、いや届けられているはずという自負が心の中に同居している。
―――――
ということで、新しい本が出るタイミングはいつも落ち着かない気持ちになりますが、今回も「プロの技術を生きるヒントに!」を合言葉に編集しました。皆さまの人生にきっと役立つものになっていますので、ぜひご一読ください!
(H)


プロカウンセラーの人を見る技術

 2025年6月刊行 
ものごとの始まりには必ず何らかの出発点があって、本の企画の場合はそれが著者の発した言葉や話であるケースが多い。
今回の新刊『プロカウンセラーの人を見る技術』では「内向的人間の復権」という言葉が、もう一つの『プロカウンセラーの賢く怒る技術』では黒人の精神科医であるフランツ・ファノンの話がそれにあたる。
それぞれが点のままでは何にもならないが、やがて「性格の見方」「怒りの正体」という一本のテーマになり、シリーズの一冊として形になった。
いつも思うことだが、形にしたのは著者であり、形にすることができたのは著者の力である。この文章は「編集者の裏」を語るものだが、裏方としての私(編集者)が果たした役割なんてほぼなかったなあと毎回感じている。
ただ、もし自分がいなかったら形にはなっていなかったのかも、と思うことで少しだけ自尊感情を慰めているところがある。と同時に、読者の方に価格に見合った価値を届けられているだろうかという不安と、いや届けられているはずという自負が心の中に同居している。
―――――
ということで、新しい本が出るタイミングはいつも落ち着かない気持ちになりますが、今回も「プロの技術を生きるヒントに!」を合言葉に編集しました。皆さまの人生にきっと役立つものになっていますので、ぜひご一読ください!
(H)ものごとの始まりには必ず何らかの出発点があって、本の企画の場合はそれが著者の発した言葉や話であるケースが多い。
今回の新刊『プロカウンセラーの人を見る技術』では「内向的人間の復権」という言葉が、もう一つの『プロカウンセラーの賢く怒る技術』では黒人の精神科医であるフランツ・ファノンの話がそれにあたる。
それぞれが点のままでは何にもならないが、やがて「性格の見方」「怒りの正体」という一本のテーマになり、シリーズの一冊として形になった。
いつも思うことだが、形にしたのは著者であり、形にすることができたのは著者の力である。この文章は「編集者の裏」を語るものだが、裏方としての私(編集者)が果たした役割なんてほぼなかったなあと毎回感じている。
ただ、もし自分がいなかったら形にはなっていなかったのかも、と思うことで少しだけ自尊感情を慰めているところがある。と同時に、読者の方に価格に見合った価値を届けられているだろうかという不安と、いや届けられているはずという自負が心の中に同居している。
―――――
ということで、新しい本が出るタイミングはいつも落ち着かない気持ちになりますが、今回も「プロの技術を生きるヒントに!」を合言葉に編集しました。皆さまの人生にきっと役立つものになっていますので、ぜひご一読ください!
(H)

感情処理法で心がすっきりするノート

 2025年5月刊行 
大阪の臨床心理士たち総勢18名が結集して書いたこの本は、著者らが10年ほど前から続けてきた新人心理職向けの研修の内容を元にしています。読んでいると、著者自身が若手時代から現在までに失敗したり悩んだりしながら試行錯誤してきた体験から得られた学びを、それぞれの現場で今もがいて奮闘している人たちに少しでも役立ててもらえたら…という熱意がひしひしと伝わってきます。また、研修会で参加者から実際に寄せられた質問に答えるなど、心理職の皆さんの切実な疑問や悩みに本音で向き合う本になっています。
私自身は実際の研修会に参加したことはありませんが、原稿やゲラを読んでいると、先輩心理士たちが目の前の後輩に(時には過去の自分を重ねながら)語りかける声が聞こえるような気がしました。著者たちの文章(声)からは、それぞれの個性やクセも垣間見えて、そこもこの本の面白さだと思います。ちなみに、各章の始まりと終わりにはその章の著者の似顔絵がついています。
各章の終わりには、それぞれの著者の思い入れのあるおすすめの本をコメントつきで挙げてもらいました。本書の次に読みたい本もたくさん見つかると思います。
(Y)


プロカウンセラーの面接の技術 

   2023年10月刊行 
ある言葉に自分なりの解釈をくっつけて覚えていることがありま す。例えば、「企画は生き物」という言葉。私の場合はいつも「植物」になぞらえ、イメージしています。つまり、「アイデアという種を土に埋めて水をやって、初めて『企画』という芽が出る」という感じです。もし新芽のときに誰かに踏まれてしまうと枯れてしまったり、大きな木に育てるためには肥料をあげたり、周囲の雑草を抜いたり、とにかく手間とひまがかかります。
『プロカウンセラーの聞く技術』は2000年の刊行から20年以上、累計45万部を超え、今なお読み継がれている弊社のロングセラーです。これまでに『プロカウンセラーのコミュニケーション術』や『プロカウンセラーの共感の技術』など、さまざまな続編が生まれ、タイトルにある通り、その道のプロであるカウンセラーが豊かな人間関係を築くためのスキルを平易な言葉で説いてきました。言うなればこのシリーズは、長い年月を経て、多くの人の力を借りながら枝分かれをして育った大切な木なのです。

この『面接の技術』が太い枝になって、ますます「この木なんの木」の木のように(たとえが古いですが)大きく育つことを願っています。
(H) 

心理療法の精神史

 2023年5月刊行 
いま話題のChatGPTに本書を教えてもらうと、以下のとおりでした。内容の一部および著者情報、目次を提供したうえで、文章には一切手を加えていません。

***
『心理療法の精神史』は、心理療法の歴史を扱った山竹伸二氏の著書です。本書では、心理療法の発展の歴史的背景や、心理療法における理論的な変遷、そして現代の心理療法の主要なアプローチについて解説されています。著者は、心理療法が発展する過程で現れた様々な理論や手法の特徴や欠点、相互関係を丁寧に取り上げ、その背景にある哲学的、文化的な背景にも触れながら、心理療法の発展についての豊富な知見を提供しています。また、著者自身が心理療法における現象学的なアプローチを重視しているため、心理療法において問題となる、主体性や自己同一性、そして治療効果の評価などについても、精緻な分析がなされてい
ます。本書は、心理療法を取り巻く歴史的背景や理論的な変遷を知りたいという人や、心理療法に携わる人たちにとって非常に有益な一冊となっています。
***

おお……、すこし違和感はありますが、大筋はこのとおりです。特に後半部分は内容紹介にも書いていません。すごいですね。しかし、私と著者の馴れ初めの話は、さすがにAIも知らないようでした(ただ、こういう遊びも、もうこの時点で古くなっていますし、馴れ初めもただちに捕捉されるのだと思います)。

14年ほど前、今は亡き文芸評論家の加藤典洋さんと、飲み会でご一緒することがありました。加藤さんは「呑みの場で俺に企画の話とかしてくるんじゃないよ」と、浅はかな編集者の思惑に、兄貴的心得の先制パンチをしてこられました(その後は加藤さんのボクシング話を聞くことに終始しましたが、それが本当に面白かった!)。その飲み会に、たまたま以前から面識のあった山竹さんもいらしており、「ただでは飲んで帰るまい」という意識が私にあったのか、まずは新書を一冊依頼差し上げたのが馴れ初めです。

長い時を経て、あらためてご一緒できたことをうれしく思っています。
(YS)